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■ホームシアター

ここ最近ホームシアターがかなり一般的なものとなってきました。もともとはアメリカが発祥の地のようです。アメリカなど家の中が広い環境で大画面(アメリカ市場では日本市場と違いかなり大きなインチサイズ「80インチクラス」までテレビのラインアップがあります)。そのような環境からLaserDiskの発達により、家にいながら映画館のような環境で映画などを試聴するスタイルが提案されてきました。これがホームシアターですね。

■ホームシアターの構成

ホームシアターは映画館のような環境を模してできているわけなのですが、映画館と同じ環境とは行きません。しかしながら基本構成は同じで、映像を映写(もしくは表示)するためのスクリーン(もしくはTV)、音声を再生するためのスピーカーにより構成されます。

映像を表示するものとして、映画館ではご存知のとおりスクリーンに対して映写機から投影される映像を映し出しているのですが、家庭においてはこれを実現する装置として、映画館と同じような方式のプロジェクターがあります。プロジェクターにもいくつか種類がありますが、現在では液晶によるものやDLP(というデバイス)を用いたものが一般的です。プロジェクターはDVDなどの映像を投影する装置で、そこから投影された映像を表示するスクリーンが必要です。一方、映像を表示する装置としてさらに一般的なのはやはりテレビでしょう。最近ではプラズマや、液晶を使った平面パネルテレビが多く販売され、また大きさも60インチクラスまで販売されています。当然ブラウン管を使った従来のTVを使うのも良いでしょう。ただ、映画館のような環境という意味ではなるべく大きなサイズで映像が表示できることに越したことはありません。この後述べる音響再生装置の音場感を生かすには大きなほうがよいです。ここは現在お持ちの機材や投入する予算で決めるのがよいでしょう。

次に音響装置ですが、従来のオーディオのようにスピーカーを左右配置して水平方向の音場を表現する以外にリスニングポイント(実際に自分が試聴する位置)の真横や後方にもスピーカーを配置することによりリスニングポイントを中心に360度の音場を再生することが特徴となります。これはDVDのソフトなどには5.1Chと呼ばれる5チャンネル分の音声情報が含められており従来のレコード、CDなどの2Ch分(右Ch、左Ch)の音声情報以外の情報があります。これらの全てのチャンネルの音声をそれぞれの場所に配置されたスピーカーから音声を再生することによりリスニングポイントを取り巻くような音場を再現することができるようになります。ちなみに5.1Chの内訳は、前方右Ch、前方真ん中Ch、前方左Ch、後方右Ch、後方左Ch、あと0.1Ch分はLFE(Low Frequency Effect)と呼ばれる低域音声(超低音)のみを別に0.1Chとしています。

■具体的に何が必要か?

じゃ具体的にホームシアターを作るには何が必要なのでしょうか?前の項で述べた基本的な機材があればできるわけですが、もっと具体的に述べますと:
  • プロジェクターもしくはテレビ
  • DVDソフト(映画や音楽ソフト)を再生するためのDVDプレーヤー
  • 5.1Ch分のスピーカー
  • スピーカーを鳴らすためのアンプ(AVアンプ等)
以上が最低限のものになります。上記のうち既にあるもの(たとえばテレビ)はそれを使うのが最も手っ取り早いでしょう。上記のうち無いものを最初にそろえることになります。今これからホームシアターを造ってみたいと思われている方は上記のうちテレビ以外がないことが多いと思います。すると、DVDプレーヤー、スピーカー、アンプが必要となるわけです。スピーカーに関しては5つ(LFE専用にスーパーウファーと呼ばれつスピーカーも合わせると6つになります)が必要となりますが、このうち前方中央(FrontCenter)スピーカーはなくてもよいかもしれません。いずれにせよたくさんのスピーカーが必要となります。また、これらのスピーカーはある程度決められた配置(右図参照。IECの規定例。厳密にこの図のとおりの配置を行わなくてはならないわけではない。)にしなくてはならず、それらのスペースがあるかどうかを購入前によく確認しておくことが重要です。また、これらスピーカーにはアンプからケーブルでつなげる必要があるので、それらのケーブルをどのように配置するかも前もってよく確認しておきましょう。ホームシアター専用の部屋で、床の上などに配線をそのまま配置しても問題ないような環境(うらやましい!)であればあまり気にしなくてよいですが、私の家のようにリビングに併設するような場合は床の上に配線をだらだらと這わせるのは自分は大丈夫でも家族の顰蹙を買うのは確実と思われます。よって、機材を購入する前にスピーカーの配置スペース、配線スペースを確保することが重要です。


■やはりスピーカーの配置スペースがないときは?

しかしとはいっても考えるとスピーカー(特に後方配置スピーカー)を置く場所がない、配線がうまくまわせないという場合もあると思います。そういった場合は何とかしてスペースを作ってください  と言ってしまって最後にはあきらめるしかないのかというとそうでもありません。最近では前方のスピーカー(右左)の2本のスピーカーで後方の音声を再現するという装置(機能)→バーチャルサラウンドというものがあります。どうしても前方(Front)スピーカーしか置けないという方は、この方法を搭載した機器でシアター構築することにチャレンジしてみてください。

■いくらぐらいかかるのだろう?

やはり実際問題として一番大きなところとしていくらぐらいするのだろうか?というのが大きいでしょう。しかし、はっきり言って映像表示機器(プロジェクターやテレビ)を除いてそれ以外(スピーカー、DVDプレーヤー、AVアンプ)の部分で最も安くできるのは上記の3つの部分をまとめてシステムとして販売している商品(ホームシアターシステムなどと呼ばれている商品例2など)を導入するのが最も安いと思います。大体7,8万円ぐらいではないでしょうか。上限はありません、お金をかけようとするならいくらでもかけられます。こんな感じでしょうか?
確かに8万もかけずにできるものもあるとは思いますが、やっぱり導入してそれなりの効果が得られるという意味ではこのあたりのホームシアターシステムセットが最低限になるのではないかと、個人的には思っています。(当然これ以下でいいシステムが組めたというご意見もあると思いますが、そういう組み合わせはぜひ皆さんにお披露目しましょう!)

※リンクにて紹介している実商品はあくまでも参考であり他にも同様の商品は存在します。また、私が特にお勧めするといったものでもありませんので以上ご理解の上参考になさってください。


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